- パーラー事業部にとって初めての挑戦だった
2011年9月15日にオープンした THE CITY 東松山店。それはシティグループパーラー事業部にとって初めての挑戦だった。
それまで東京、神奈川、埼玉に10店舗の店舗を出店してきたパーラー事業部だが、ほとんどの店舗が駅前店。離れていたとしても徒歩10分以内の距離であった。しかし今回の東松山店は完全な郊外の大型店。今後、事業部として出店エリアを広げていく可能性を見出すという意味でも重要な出店であった。
そんな東松山店の店長に立候補したのが橘井崇行であった。橘井は2007年1月にTHE CITY 元住吉店の店長も務め、商店街に位置する同店を超地域密着型店舗と位置づけ、積極的に商店街の方々との協力関係を築き、早々に元住吉店を地域一番店へと確立した。
これらの実績もあり事業部としては6月上旬より東松山店の店長を橘井に任せることにした。東松山イメージ
- グランドオープンメンバーが集まった
そして、7月上旬頃、グランドオープンメンバーの社員10名が東松山店に集まった。
集まったメンバーを見て正直な感想は
期待半分、不安半分。
それもそのはず、なぜなら半分以上の社員が、
まだ一年も社員として働いていなかったのだ。
どんな社員なんだろう?
未知な部分という意味での不安が橘井にはあった。
そんな不安を払拭させる方法。
それは・・ -
食事だった!
社員全員が集まってから10日間くらい連続で一人も欠けることなく、みんなで食事に行き、寿司屋に
行って160皿をものの20分くらいで食べ、牛丼屋に行くと豚丼の豚丼セット(つまり…豚丼二つ)
ラーメン屋に行けばラーメンにチャーハン4つ…全員ひたすら食べた。
そういう和気藹々とした食事の時間を使いながら、まだ合流して 間もない社員同士で「こうしたほうがいい」「ああしたほうがいい」と意見交換を行うことで、お互いの考えを知ることができ、自然と集まったメンバーの結束は徐々に高まっていった。 - 新店舗オープンにあたり一番重要視した部分が
「パートナーの研修」である。研修に関しては、部下と良く話し合い、接客のコンセプトを「躍動感」とした。
この「躍動感」をどう表現できるか、連日部下たちと一緒に研修プログラムを考え、それをパートナーに落とし込んでいった。
研修はとても厳しいものになった。東松山店の研修プログラムは一切の妥協を許さない、過酷なものだった。声出し
社員
できるまで何度もやる。声が出ていないともう一回。 毎日駐車場で2時間声出しを続けた。
もちろんただやらせているだけではない。
常に社員が先頭に立ち、常に全力でパートナーにその姿を見せてきた。最初は何でここまでしなければいけないんだという表情をしていたパートナーも、本気で取り組む社員たちの姿を見て目つきが次第に変わっていった。
この人たち、本気で教えてくれているんだ。
だったらそれに応えたい! -
研修開始から1週間後には
過酷な研修にもかかわらず、スタッフ全員常に笑顔で、大きな声で接客のロールプレイングをしていた。 常に厳しく、だけど楽しく。そんな雰囲気を社員が鼓舞し、みんなが研修にのめりこむようになっていった。毎日研修終了後にはMVPを決め、カウンター選抜に選ばれて嬉しかったパートナーもいれば、選ばれなくて悔しくて泣いたパートナーもいる。自分はやっているつもりなのに何でこんなに指摘されるんだろうと
研修中のパートナー
終礼の後に泣くパートナーもたくさんいた。みんな本気になっていた。
こうして日々研修を重ね、それぞれが自分の壁を乗り越え、団結力が生まれるようになった。
- 橘井が一番不安に思っていたこと
それは天気だった。
思い起こせば2007年1月の元住吉店のグランドオープン当日。あいにくの真冬の大雨でスタッフ全員が大変な思いをした。そしてその後の会社行事なども橘井が参加すると必ず雨が降り、いつしか超がつく「雨男」として会社に知られるようになった。
東松山のグランドオープンこそ雨が降ってしまったら最悪だ。
そこで橘井が考えたのはてるてる坊主選手権だった。てるてる坊主
メイク研修
それは切実な願いでもあったが、本当の狙いは毎日厳しい研修をしていく中で、時にいつもとは変わったことをすることで、精神面での緊張を解すことだった。
ほかにも女性のパートナーが多かったことから、横浜本社でおもてなし事業部の部長にメイクアップ研修を依頼するなど、精神的なものの部分もワクワクするような研修をすることを心がけた。 - 迎えたオープン1日前
いつものように終礼が始まった。しかし、この日はいつもより元気がなかった。話を聞くと研修で最後の確認作業がうまくいかず、オープンを明日に控えみんなナーバスになっているようだ。みんな、焦っているな。このままで大丈夫か?そう思っていたとき、
そう思っていたとき、今まで橘井の右腕として研修を担当していた社員が「オレはみんなに対して一切の不安はない!」と言い切った。
パートナー
そして泣きながらパートナーに対して今まで厳しい研修についてきてくれたことに対しての感謝の気持ちを伝えている部下の姿に、橘井も涙を流していた。どんなことがあっても信頼しあえる社員とパートナーの姿を見て、素晴らしいチームが出来たことが嬉しくて、その感情をこらえることは出来なかった。
- パーラー事業部にとって初めての挑戦だった
研修通りに、いや研修以上に、笑顔で躍動感のある接客を行うパートナーたち。 完璧だった。
遠く離れた郊外店であるにも拘らず、朝早くから応援に駆けつけてくれた他店舗の社員たち、そしてメイクアップ研修でお世話になったおもてなし事業部や、休憩スペースのコミックの発注で協力したネットカフェ事業部の面々もオープンの様子を見に来て「すごい店ができた」と驚き、喜ぶ姿。
そして「パートナーの質が素晴らしい」と各々絶賛していた。 最後のお客様を笑顔でお見送りし、グランドオープン初日を終えた。
グランドオープン初日の終礼。ここでもみんなよく頑張った、感謝の言葉しか出てこなかった。最高の仲間と最高の店をオープンすることができた。
橘井の表情はうっすらと涙を浮かべながら、最高の笑みで満ち溢れていた。橘井
- 降られた仕事は
みんなには毎日のように 「俺たちの力はこんなもんじゃない!」 と言っていました。 常に飽きさせない仕事をすることで イメージしている自分の理想を伝えられたので、その結果、下の人間に対しても高い目標を持つことが出来、パートナーにもそれが伝わってうまくいったと思います。 時にはみんなで涙を流しながら喜び合う姿であったり 毎日感動がある準備期間を過ごしました。想定外のプラスが大きかったです。 飽きさせない事を考える事が毎日楽しかったです。 実際にカウントダウンでオープンしたときは、オープンしちゃうんだなという寂しさも感じるくらいでしたね。 でもこれからが本当の東松山店の始まりなので、みんなで頑張っていきたいと思います。
東松山社員