- 入社式堂々とセンターを張る新入社員が居た。
入社式で毎年恒例の新入社員パフォーマンス。そこで堂々とセンターを張る新入社員がいた。
小野沙月…新卒7期の新入社員でネットカフェ事業部に配属された元気いっぱいアネゴ肌の社員だ。
入社の動機は「三田社長の話が熱かった」「人を大切にする会社」それと「出る杭歓迎の社風」である。 「小学生位から基本的に出る杭として生きてきた」と語る小野。社会人になったらむしろ「出過ぎた杭」となり、引き抜かれる存在になりたいと入社を決意。その決意が入社式の段階で行動に表れていた。この年はシティ新卒採用過去最多の44人の新入社員が入社したということもあり、小野の提案でこの年、社会現象を巻き起こした某アイドルグループのダンスを行うことに… 小野は企画者としてグループのセンターで踊り、みんなを引っ張っていった。 そして入社式当日。少ない練習期間にもかかわらず、新入社員44名はレベルの高いパフォーマンスを披露、列席者の拍手喝さいを浴びた。 その活躍のおかげで他部署の社員からも小野の存在は知られるようになった。もちろんダンスを目の前で見ていた社長も。入社式
- 目標は同期の中で誰よりも早くGLになること
GL(グループリーダー)になること!
そのために小野は前へ前へと、積極的に行動を起こした。
「なんでもとりあえずやってみること。」これが小野の仕事をする上でのモットーだ。
間違っていたらやり直せばいい!という気持ちで、どんな仕事でも積極的に自分から進んで行うように心がけた。
入社後、DiCE川崎店に配属された小野は、例え休みの日でも自分にできる仕事があるのであれば積極的に仕事をした。
100台近いテレビを一人で運び、設置作業を一人で終わらせ、後日出社してきた店長を驚かせたこともあった。
こうして小野は誰よりも早く経験を積んで、著しいスピードで成長を遂げていった。小野
- そのがつがつとした姿勢は会議の場でもかわらない
新入社員も参加できる「全体会議」は事業部の幹部も参加する会議であり、一年目の社員となるとそう大きな発言は出てこない。しかし、小野は自分の意見や提案を臆することなく事業部の幹部たちにもぶつけていった。
そのひとつがツイッターを活用した集客方法の新たな提案である。
会議中
大学時代にツイッターの研究をしていたこともあり、自分の得意分野での攻撃的な営業戦略を事業部に提案した。
すると、事業部も小野の提案を採用し、同時に小野を企画責任者としてTC(ツイッターコーディネーター)というポジションを与えた。
今までの事業部になかった新しい風を吹き込み、小野の出過ぎた杭は、結果として引き抜かれることになった。 そしてそれらの積極性が評価され、小野は9月にDiCE溝口店へ異動となり、10月には目標としていたGL昇進を果たす。しかも女性社員が半年でGLに昇進するは史上最速の記録となった。
そして、次はもっと大きな目標であるDiCE初の女性店長へ!
それまでと変わらぬスタンスで突き進んでいくはずだった。
しかし・・・ -
GLとなり憧れだったスーツ姿での勤務を終えた夜、小野は事務所の奥で一人泣いていた。
-
小野は少し気負っていた。
GLとして更なる自覚を持って、店舗を完璧に回さなくてはいけない。
しかし実際はまだ入社半年の社員。
しかも異動し来て間もない店舗で、流れも雰囲気も完全に把握していない状態。 気持ちばかりが空回りしていた。更には近所で大きな花火大会があったことなども重なり店舗は大混雑。
もう小野にはどうすることも出来なかった。
その場は先輩社員の的確な対応で事態は収拾したが、
終礼が終わった後、小野は事務所の奥で閉じこもっていた。
悔しかった。悔しくて涙が止まらなかった。
GLにもなって店を回せないようじゃ、私なんかこの仕事、向いていないんじゃないか?
すると、営業中の小野の姿を見ていた先輩社員から声をかけられた。「もっと仲間を信頼しなきゃ。仕事は一人でしているんじゃない。」 「どんなときも仲間のことを思って助け合う。それがダイスでしょ!」
- 以前、先輩からこんな話を聞いた。
2010年元旦にオープンした日本最大級のインターネットカフェ DiCE 池袋店。ネットカフェ激戦区池袋に業界No.1のネットカフェを作る!という事業部の存続をもかけた大きな挑戦。しかし日本最大といういまだかつてない規模での作業に池袋店の社員は窮地に追い込まれていた。
頼みの他店舗の社員も年末の人手不足の時期と、新しいPOSシステムの導入が重なり、ヘルプに行く余裕はなく、オープン1週間前になっても準備は進まず、間に合わないと諦めかけていたある日の朝。徹夜の作業で寝てしまってた池袋店の社員が作業を再開しようと本棚へ行くと、他店舗の店長が黙々とコミックを並べていた。一人だけでない、周囲を見渡すと全店舗の店長が集まっていたのだ。
ただでさえ少ない睡眠時間を削って、少しの時間でも自分たちに出来ることがあればと。疲れた表情を一切見せず「おはようございます。もうちょっと寝ててくださいよ」と笑顔で池袋社員を気遣った。池袋に業界No.1のネットカフェを作りたい!その想いは皆同じだった。
本入れをする社員
- ネットカフェ事業部全社員共通の想いで
池袋店は無事に元旦オープンを迎えることができた。
「誰かが苦しいときは助け合う」そんなネットカフェ事業部の象徴的なエピソードである。そんな話を聞いて、小野はネットカフェ事業部っていいなと思っていた。池袋店
「仲間を信頼し、助け合う」
それから小野は自分の考えを変えるようになった。 それまでは早くGLになりたいと思い、誰より早く仕事を覚えたくて、自分ひとりで仕事をするようになっていた。しかし、ひとつ上の役職に上がった自分の仕事はそれではいけないことに気がついた。 自分のことより仲間のこと。そして店舗のことを優先に考える。それがGLとしての職務であるのだ。
- GLとしての仕事も板についてきた頃
そしてしばらくして、GLとしての仕事も板についてきた頃、
小野の耳にあの池袋店が大規模リニューアルするというニュースが入ってくる。
しかも4フロア増床し、完全防音のVIP席を70席新設。
日本最大級の池袋店が更にパワーアップし、
他の追随を許さない世界最大のネットカフェになろうというのだ。
自分の会社の店が世界一の店に・・・その話を聞いた時、ワクワク感が止まらなかった。
もちろん、小野もリニューアルの準備に何度か手伝いに行った。
するとそこには他店舗からの社員が何人もいた。
みんな自分の店舗が忙しいのに何とか時間を作って駆けつけて、そして作業をして
自分の店へと帰っていくのだ。あの時聞いた話がまた目の前で実際に起きている。
そしてみんな笑顔だった。
-
ダイス
「仲間を信頼し、助け合う」
- 世界最大の店へ…
今後は同期だけでなく先輩も追いついて、追い越して 一刻も早く店長になってお店を見ていきたいです。
そのためにはパートナーや社員のみなさんに信頼されることがまず第一ですね。
DiCE池袋店に負けないくらい溝口店も素晴らしい店にしていきます。 店長になったら、今までの店長にない女性目線で、女性のお客様が気楽に入れるようなお店を作ってみたいです。
仲間の想いに突き動かされ、さらに上へ上へと活躍のステージを求める小野。
彼女だけではない、社員全員の熱い想いをのせ
ダイスが名実共に世界一の店舗へと飛躍を遂げる日もそう遠い未来ではない。小野